Nex’s-K.Cの技術力と業界実績が光るサニタリー配管設計・製作
食品・医薬・化粧品・半導体などの製造現場では、サニタリー配管と呼ばれる高い清浄度を維持できる配管システムが不可欠です。Nex’s-K.Cは、このサニタリー配管の分野で高度な技術力と豊富な業界実績を持ち、食品・医薬から半導体まで多岐にわたる顧客の要望に応えてきました。内面に継ぎ目のない特殊な溶接技術や、ISO規格に裏付けられた品質管理、一貫体制による迅速な対応力を強みに、Nex’s-K.Cは高い清浄性と信頼性が求められる配管ソリューションを提供しています。
Nex’s-K.Cの設計・製作における強み
①内面継ぎ目ゼロ溶接による高い清浄性とコンタミ防止
サニタリー配管では、配管内部の継ぎ目や段差が微生物や残渣の温床となり、コンタミネーション(汚染)の原因となりえます。Nex’s-K.Cは独自のTIG溶接技術によって配管内面に継ぎ目を一切残さず溶接を行い、こうした汚染源を根本から排除しています。社内の自動溶接機と熟練の職人技を駆使することで、溶接部も滑らかな仕上がりとなり、洗浄液が配管の隅々まで行き渡って残留物を残さない高い清浄性を実現しています。これにより、食品・医薬品製造において重要な衛生管理基準を満たす安全な配管が提供可能です。
②ISO認証に基づく品質・環境マネジメント
Nex’s-K.Cでは、品質マネジメントであるISO 9001と環境マネジメントであるISO 14001の国際規格認証を取得し、厳格な品質・環境管理体制を敷いています。この認証取得により、製造プロセスの標準化や継続的改善はもちろん、環境への配慮も組織全体で徹底されています。例えば溶接工程では、ISO 9001の要件に沿ったWPS(溶接手順仕様書)を用いてロットごとの溶接条件を管理し、常に均一で再現性の高い溶接品質を確保しています。こうした品質管理の仕組みにより、納入される配管は毎回安定した性能と仕上がりが保証されています。
③設計から施工・メンテナンスまでのワンストップ対応
Nex’s-K.Cは関東(藤沢営業所)を拠点に全国各地への迅速対応が可能で、設計から施工、さらにはメンテナンスに至るまで一貫したワンストップ対応体制を整えています。具体的には、計画段階でのP&ID(配管計装図)作成やユーティリティ負荷計算に始まり、詳細設計ではCADによる干渉チェックを経て、社内の専用セルでのTIG溶接・自動溶接による製造と内面の内視鏡検査までを自社内で完結します。納入前にはリーク(漏れ)試験を実施し、万全の状態で現地据付に臨みます。据付後も、交換部品リストやメンテナンス用SOP(標準手順書)の提供を通じて運用保守面までサポートし、長期的な安定稼働を支援します。
幅広い業界での豊富な実績
高い技術力に裏打ちされたNex’s-K.Cの配管ソリューションは、さまざまな業界で採用されています。その実績は食品・飲料から医薬品、大学/研究施設、半導体製造にまで及び、それぞれの業界特有の要件に応じた工夫で成果を上げています。以下に業界別の導入事例をいくつかご紹介します。
①洗浄室の廃液を、クリーンルームから屋外に自動で送液するために、ポンプ、バルブを設置して廃液システムを構築(Y社様実績)
②洗浄装置に薬液タンクで砥液を供給していたものを廃止し、砥液を集中的に複数台の装置に供給できるシステム構築(T社様実績)
衛生的な配管システムを実現するためには、専門的な設計ノウハウと細部にわたる配慮が欠かせません。Nex’s-K.Cでは、サニタリー配管の設計において重要となるポイントを熟知し、それぞれに対して具体的な対策を講じています。以下に、サニタリー配管設計で押さえるべき主要なコンセプトと、Nex’s-K.Cが提供するソリューションをまとめます。
なお、配管に使用する素材・部品の選定も衛生度確保の重要なポイントです。Nex’s-K.Cでは標準素材として耐腐食性と清浄性に優れたステンレス鋼を採用しており、塩素系の洗浄(CIP)にも耐えうる配管材質を提供しています。ガスケットにはEPDMやPTFE製のシール材を用い、食品衛生規格であるFDAやUSPクラスVIに適合したものを選定しています。また、配管接続にはクランプ式のヘルール継手を採用し、その接続部内面もRa 30µm以下の滑面に管理することで、摩耗粉の発生や汚染リスクを抑制しています。
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