小径チューブ自動溶接
小径チューブ自動溶接は、外径φ3~φ55mm程度の細径配管に対して、溶接トーチを自動制御しながら高精度にTIG溶接を行う技術です。
人の手によるバラつきを抑え、均一で滑らかなビード形成と高い再現性を確保できるため、クリーン度や気密性が求められる装置配管に最適です。
半導体製造装置、医薬プラント、分析装置、真空装置、研究施設など、クリーンかつ高信頼性が求められる分野で広く採用されています。
小径チューブ自動溶接が求められる背景
近年、プロセス装置や研究設備における配管は、 「高純度」「高圧」「高温」「狭スペース化」が同時に求められる傾向にあります。 そのため、手溶接では以下のような課題が発生します。
これらを解決するのが、溶接条件を数値制御する「自動TIG溶接」です。
プログラム制御により溶接電流・速度・パルス幅・ガス流量を一定に保つことで、常に安定した溶接品質を実現します。
自動TIG溶接の特長とポイント
高精度・高再現性
全周自動溶接ヘッドにより、常に一定のトーチ角度と速度を維持。
均一なビード形状と裏波(溶け込み)を再現可能。
クリーンな溶接環境
溶接品質の記録・可視化
高難易度条件にも対応
Nex’s-K.Cの小径チューブ溶接体制
適用事例
半導体・FPD製造装置向け高純度配管
医薬・バイオプラントのサニタリー配管
研究開発設備(真空・高圧・クリーン環境)
計測・分析装置の冷却・ガス供給ライン
まとめ
小径チューブ自動溶接は、「精度」「清浄度」「再現性」を同時に満たす高度な溶接技術です。
当社では、自動溶接機を活用した高精度溶接体制を整え、クリーン環境での高品質配管製作を多数手がけています。
小径配管で品質や納期にお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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